新型インフルエンザってどうなの?

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ニューヨークの実社会を報道するブログ、[ニューヨークの遊び方]でこのような記事が掲載されておりましたのでここに紹介いたします。少しでもニューヨークやアメリカの状況が日本で報道されているように危険なものではないことがご理解いただけるのではと思います。(筆者からの許可をいただき以下転載させていただいております)

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コメント欄にも新型インフルエンザってどうなってるの?とのご質問がありましたので、現時点で確定している情報を整理してみますね。

まず、上の写真はニュー ヨークのユニオン・スクエアの広場の風景。直近のセントラルパークの記事でもお伝えしてますが、ご覧のとおり、誰もマスクとかしてません。初夏に向けて ニューヨークはどんどん賑やかになってきてます。


b0007805_2311436.jpgさっき見た日本のYahoo Newsでも既に報じられている通り、すでにアメリカではこの話題は実は大したことないじゃんってことで決着してます。

そ の理由は、①感染した人たちの症状が軽かったこと、②更にテストの結果ウィルスの毒性が弱いことが判明したこと、③最初に感染の疑いをもたれた方々の大半 が実は違ったこと(メキシコでも実際にかかってた人の数は半分以下で、現在、新たに感染の疑いがある人の数も減少中⇒つまり、感染力が過大評価されてたこ とが判明)、④アメリカで亡くなられた2名はどちらも例外的な事例と考えられること(死因は別じゃないかとの声も)、など等。

また、どの 理由も、かなり早い段階から随時報道され(例えば感染者が出たけど症状は非常に軽度です、とか)、しかも、その内容が大したことないものばかりだったの で、最初は何ごとかと驚いた人もなんだその程度かということになり、生活してる方々の間では特に騒ぎにもなってません。

b0007805_23504056.jpg今週の月曜くらいから一時念のため休校してた小学校とかも再開してますし、手洗いやうがいとか気を配ってるせいか、ちびっ子達もいつも以上に元気なくらいです(笑)。

で、実際のところ、どのくらいこの新型インフルエンザが深刻なのか、日本の皆さんにも分かりやすいようにグラフを作ってみました。

b0007805_23425245.jpg最大のポイントは、普通の季節性のインフルエンザの300分の1以下の危険性(厳密に計算したら多分1000分の1以下、ほぼゼロですね)っていうことだけで十分ですよね。

一応、日本の交通事故や自殺による死者数などとも比較してみました。他にもっと伝えるべき大切なことはあるんじゃないかなって思って。日本の元旦、2日にお 餅をのどに詰まらせて亡くなる方より、これまで全米で新型インフルエンザで亡くなってる方は少ないっていうのが現状です。

〔参考資料〕
U.S. seasonal flu kills 13,000 since Jan.(UPI:4/28)
1st US Swine Flu Death Is Mexican Toddler Visiting Texas(CNN:4/29)
Health Officials Begin to Ease Public Alerts About Swine Flu (New York Times:5/5)
Questions and Answers Regarding Estimating Deaths from Influenza in the United States(CDC)


一番最初の発表から、WHOも国境を閉鎖したり渡航を制限するのは勧めてなかったんですよ。日本でもスポーツ・ニュースの方では、イチロー選手ほか日本人選 手の活躍をこの期間もずっと伝えてたと思いますが、そんなに危なかったら試合やってませんよね。球場に来てるのは元気な人だからってことなら、普通に街角 歩いてる方々の大半は大丈夫な方々ですし。他の事柄との比較データとか見ると、いまだに日本でなんでそんなに騒ぐ必要があるのか不思議です。

コメント

●Commented by takusukila at 2009-05-10 02:39 x
こんにちは!ご無沙汰しております~! 偶然、ほぼ同時期に同じ内容の記事を書かせていただいたのですが(2分違い!笑)、あまりにその内容の濃さ・厳密さが違い、ny_libertyさんの記事、素晴らしい!です(私の記事、あまりにテキトー。笑) こうやって分かりやすく、理論的(っていうのかしら)統計的にも説明してくださって、ありがとうございます~~! こちらの記事、私の記事内でご紹介させて頂いても良いでしょうか?

●Commented by true_liberty at 2009-05-10 03:54 x
新型インフルエンザが現在、低病原性だからといって侮るのが最も危険なことです。人から人へ感染を繰り返すことで、高病原性を獲得することがあるからです。現在症状が軽い重いということが問題なのではなく、大騒ぎするのは、新型で誰もが免疫をもっていなくて、感染が繰り返されることが最も危険なことだからです。スペインかぜでも初めの3年間は低病原性であったが、その後、人から人への感染の繰り返しにより高病原性を獲得し、世界で5000万人以上が亡くなったのです。
メキシコ人が日常生活を犠牲にしながら封じ込める努力をしているにもかかわらず、アメリカ人が無知により広めているのは残念なことです。スペインかぜもスペインが報告したことからスペインと名前がついているが、アメリカが発生源で世界に広まってしまったのです。当時はその危険性が知られていなかったが、今はわかっているのでアメリカの責任は重大です。

●Commented by yokowatt at 2009-05-10 09:22 x
日本とアメリカの対応の仕方は両極端ですね。
日本で毎日報道されているのを見るとどうなるんだろうと不安が
大きくなります。
先日、娘に大量のマスクを送ったのですが、誰もマスクしてないよと
いう返事が返ってきました。
早く以前の安心できる状況に戻って欲しいですね。

◎Commented by ny_liberty at 2009-05-10 10:50 x
takusukilaさん、こんにちは!わー、それはすごい偶然ですね。ニューヨークに住んでる方は、やっぱり同じようなことを感じはじめるタイミングなのでしょうね。データはグラフ作ってる途中から、ここだけで掲載するんじゃもったいない気がしてました:) どうぞご遠慮なく、じゃんじゃんご自由にご紹介ください。

◎Commented by ny_liberty at 2009-05-10 12:09 x
true_libertyさん、まず1918年のスペインかぜを例に挙げてますが、医療設備、衛生管理に関する社会インフラ、情報伝達のスピード等は今ではまったく違いますよね? 加えて、大手製薬会社のロビー活動などで、現在、アメリカにはインフルエンザや伝染病の状況を監視する団体や、予防に関する法律までできて、やりすぎと製薬会社を非難する声も一部出てるほどですが、それはご存知ですか?

次に、今回の新型インフルエンザは、科学的なテストとデータの検証から結論が出された段階ですが、「アメリカの責任」と言うのであればこの段階で何をすべきとお考えですか?その妥当性、合理性を説明できる科学的な根拠はありますか?

〔参考資料〕に挙げた5/5付New York Timesの記事の通り、メキシコでも既に水曜日から平常に戻っています。メキシコ政府見解もそうなっています。あなたのいう「メキシコ人が日常生活を犠牲にしながら・・・」は明らかな誤りです。

悪ふざけのコメントは不要です。このコメント欄ではコメントのIPアドレス等が分かりますので、ひどい場合は関係各所に報告します。

◎Commented by ny_liberty at 2009-05-10 12:17 x
yokowattさん、こんにちは!マスクはともかく、手洗いやうがいは、インフルエンザに関係なく習慣づける機会になったら良いですよね。

●Commented by kato_hy1107 at 2009-05-10 17:35 x
リバティさん、こんにちは!NYの現状がよ~く分かりました、有り難うございます。リバティさんのきっぱりとした態度はとても頼もしく心強い気持ちになりました。私は私できちんとした対応をして、今回は駄目でも必ず近いうちにNYに行き色々教えて頂いた情報を生かしたNYステイをしたいと思います。これからも宜しくお願いします。

●Commented by true_liberty at 2009-05-11 05:34 x
何か誤解があるようでしたらごめんなさいね。なかなか限られた文では本意が伝わらないようですね。こんな極端な反応をされるとは思ってもみませんでした。
記事コメントに「いまだに日本でなんでそんなに騒ぐ必要があるのか不思議です。」とのことだったので、現状で見える部分、見えない部分があり、不思議ではない、見えていないパンデミックの本当の怖さをコメントさせていただいたのです。もちろん悪ふざけなんかじゃありません。
今回は現状では、たまたま低病原性のままで、タミフル等の薬に耐性がなく、ラッキーだったということです。
メキシコ人を支持したりアメリカ人を非難したりする意図でもありません。「当時はその危険性が知られていなかった」と書かせていただいたのでわかってもらえるかと思ったのですが・・・。
ニュースでメキシコの学校等が再開されたことは知っています。おそらく初期の感染を封じ込めた或は医療機関の対応が整った等と危険性と社会活動の制約とのバランスでの判断なのでしょう。
また、アメリカのCDCの様々な対策についても知っていますし、その努力は素晴らしいものです。世界中の関係機関もCDCを頼って対策を行っているのです。

●Commented by true_liberty at 2009-05-11 05:37 x
つづき
「アメリカの責任」という言葉に反応されたのでしょうか?
そもそも、知らないうちに感染していくから、ウイルスの感染に誰が悪いなんて言っても意味のない議論だとわかっているものだと思いますし、今回のウイルスもメキシコ発であろうと言われているが、リバティさんもここに書かれているように現状でははっきりしたことはわかっていないのです。
全ての国、関係機関、人々が少しでも人から人への感染を繰り返さないように努力すべきだということです。新型インフルエンザを高病原性のパンデミックにしないためなのです。
多くの人が免疫をもっている通常のインフルエンザでさえアメリカでは週に692人亡くなっているようだし、日本でも毎年年間1万人以上が亡くなっています。まして誰も免疫のない新型のものが高病原性になった時どうなるか大変怖ろしいことなのです。

●Commented by true_liberty at 2009-05-11 05:38 x
つづき
スーザン・ケイグルを検索していてこのホームページにたどりつきました。以来、いつも記事を興味深く楽しく見させていただいています。NHKの3ヶ月トピック英会話のテキストなんかも買わせていただいたり、記事の関連のことにも色々と参考にさせていただいています。最近blogランキングも忘れないようにクリックさせてもらっているところです。多くの人にこのblogを知ってもらいたいですから。
今後も素晴らしい記事待っています。リバティさんの益々のご活躍期待しています。

◎Commented by ny_liberty at 2009-05-11 11:51 x
true_libertyさん、こんにちは!長文で説明して頂いて悪ふざけではないことはよく分かりましたが、やはりまったく科学的根拠がありません。また理論構成に矛盾が多々あります。

初期段階ならともかく、既にテストや実際のケースデータが出揃った後に、根拠のない、今ここに存在しない不安を煽る意味が私には分かりません。

昔、世紀末が来るといって信者を集めたカルト宗教がありました。その結果、何が起こったでしょうか?

証券取引法では、風説の流布は「犯罪」です。

1918年なら、この新型インフルエンザはスペインかぜより悪質なものになった可能性もあったと思います。そうならなかったのは、決してラッキーだったからではなく、医療設備、衛生管理に関する社会インフラ、情報伝達のスピード等が進歩しているからではないでしょうか?今も猛烈なスピードでCDC他関係組織が冬に備えてワクチン作ってます。

◎Commented by ny_liberty at 2009-05-11 11:52 x
つづき

これまで毎年、通常のインフルエンザでも沢山の方々が亡くなられていますが、こんなふうに報道されたことはありません。それよりもずっと、ずっと危険性が低いと科学的テストと実際のケースデータで確定した新型インフルエンザで、一体なぜそんなに騒ぐ必要があるのか不思議に思いませんか?

この件に限らないと思いますが、科学的根拠のまったくない情報で、不安を煽り、何かあるたびに集団心理を悲観的な方向へコントロールし続けていったら、日本はどうなるのでしょう?

冷静に状況を判断し、行き過ぎた情報を受け流せる方々は良いですけど、それを真にうけて騒ぎ出す人々が増えれば、国民心理や日本の国力にも少なからぬ悪影響を与えかねないと思います。

そっちの方がこんなインフルエンザよりずっと怖いことだと思います。

◎Commented by ny_liberty at 2009-05-11 12:12 x
kato_hy1107さん、こんにちは!

>リバティさんのきっぱりとした態度はとても頼もしく心強い気持ちになりました。

なんか、この記事のコメ書いてて分かってきたんですけど、この件に関する過剰報道は、結局、日本のためにならないんじゃないかって感じてたみたいです。きっぱりとした態度は、日本への愛国心の表れなのかもしれませんね。

出典元: ニューヨークの遊び方 リバティーさん

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このブログ記事について

このページは、あっとニューヨーク管理人が2009年5月15日 02:14に書いたブログ記事です。

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